柳並木が美しい倉敷美観地区。岡山を代表する観光名所です。

ここで圧倒的な存在感を放っているのが日本初の西洋美術中心の私立美術館

大原美術館(昭和5年設立)です。

エル・グレコ、ゴーギャン、モネ、マティス、ピカソ…

名だたる巨匠の作品が並ぶこの空間で

朗読会が開かれました。

朗読するのは私たちOHKアナウンサー。

2年おきに開催されている、私たちアナウンサーにとっての一大イベントです。

朗読作品は大原美術館をテーマに公募した短編小説です。

岡山出身の芥川賞作家 小川洋子さんが選考し20作品にしぼられました。

今年はOHK開局50周年を記念して特別ゲストもお呼びしました。

俳優、タレント、ナレーター等、幅広く活躍されている渡辺徹さんです。

タキシード姿の麗しさ… 会場の空気が一変したのが感じられました。

私たちも一層、気が引き締まります。

渡辺徹さんに大原美術館や岡山県の印象、朗読への想いなどを伺いました。

その間に、階段下の控え室ではアナウンサーがスタンバイ中。

20作品の朗読、トップバッターは

上岡元アナと淵本恭子アナ。

「付き合ってまだ間もないカップルが美術鑑賞に来ました」

という想定で演出してみました。

作品の内容を吟味し、演出プランを考えたのも私たちアナウンサーなんですよ。

美術館が大好きな女性と、美術館の雰囲気がちょっと苦手な男性の物語です。

ニュースキャスターを務める岸下恵介アナ。

カエルの王様になりきった見事な表現力を披露しました。

報道業務の合間をぬって、朗読の朝練(部活みたいですね)も したんですよ。

年配の管理職アナたち(私も)は朝練でヘトヘトになりましたが

岸下君は元気でした。若いっていいなぁ…

私はアンリ・ル・シダネル《夕暮の小卓》をテーマにした作品を朗読しました。

蛍について語る、祖母と孫のシーン…

私の祖母も、同じように教えてくれたことを思い出しました。

渡辺徹さんの朗読です。

待機中のアナウンサーたち。

この階段を上ってステージに立ちます。

出番までの間、他の人の朗読を必死で聞きました。

絵画作品だけが浮かび上がる照明の演出です。

朗読人物はシルエット状態。

ジャスパー・ジョーンズの作品《黒い数字》をイメージしました。

さて、このアナウンサーは誰でしょうか?

全員で朗読する演出も。

全員のタイミングを合わせ発する「声の力」を表現したいと試みました。

みんなの息がぴったりで、演出プランを考えた私自身が驚きました。

私たちって、やるときはやるんです!

「大原美術館とあなが紡ぐ物語 ~小川洋子がいざなう朗読会Ⅳ~」

OHKで朗読会の模様を放送します。

6月8日(土)午後3時~  どうぞご覧ください。