きのう、芥川・直木賞の選考会が開かれ、

直木賞に荻原浩(おぎわらひろし)さんの

『海の見える理髪店』が選ばれました。

家族をテーマにした短編集だそうです。

ご本人に届くことはないと思いますが、

「おめでとうございます!」

 

 

  荻原さんの作品を初めて読んだのは

7~8年前だったと思います。

当時MCを担当していた昼の情報番組に

新刊や話題の本を紹介するコーナーがあり、

ディレクターから「次回はこれです」と

渡されたのが『オイアウエ漂流記』という

長編でした。

 

 

 放送日まであまり時間が無かったのに

けっこう分厚い本だったので

面倒くさいと思ったのですが、

いざ読み始めると面白すぎて

ほぼ一気に読み切ってしまいました。

南太平洋の無人島に小型飛行機が墜落、

助かった乗客達(サラリーマンや

新婚カップル、少年と祖父ら)の

人間関係が徐々に変化していく様子が

コミカルに描かれています。

 

 

 その後、図書館に出かけては

荻原さんの本を手当たり次第に

借りまくりました。(買えよ。)

若年性アルツハイマーがテーマで

渡辺謙さんが主演し映画化もされた

『明日の記憶』など長編の多くは

ズッシリと読み応えがあります。

私が特に好きなのは、笑って読める

コミカルな短編です。

 

 

 他の小説家の作品をあまり読まないので

一概に比較は出来ませんが、

コピーライターを経て作家になった

荻原さんの作品には随所に

キャッチーな一文や

荻原さんの考えが反映されている

警句が散りばめられています。

その一つ一つに

「なるほど」と相槌を打ったり、

ニヤニヤしながらページを

めくるのが至福のひと時です。

 

 あと、「荻原浩」と「萩原渉」の

字面がなんとなく似ているのも

親近感を感じる所以です。

 

 

 皆さんもぜひ荻原浩さんの作品を

手に取ってみて下さい。

オススメです。